【これが人類発展の真実!】~イスラエルの地の巨人が説く(中編)~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つであるビジネス書をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【サピエンス全史】です!!
この書籍、衝撃がずっと続きます!!
著者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏の観点が本当に面白く、またとてつもない知識量です!
さて、今回の中編では農業革命ついて解説していきます♪
農業革命①:狩猟採集民は豊かだった
三大革命のうち、第二の革命が農業革命です!
これは歴史の授業でも教わりましたね!一見すると、農業革命は人類に豊かな生活をもたらしたと思いますよね?
ところが、著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は全く別の見方をされていました。
そもそも、狩猟採集民族は豊かだったのです。
何故ならバランスの良い食事を今よりも多種類食べていたからです。
また、常に獲物を追いかけたり、気づかれないように近づく為、彼等は身のこなしもすごかったのです。
彼等は動植物の生態、季節、気候、治療技術、道具作り等の多岐にわたって豊富な知識を有していました👏
確かに、これらの環境で行き抜く彼等が気候や動植物に対して無知なはずがないですよね笑
著者は、農業革命は人類史上最大の詐欺と称しています。
何故なら、農業によって食糧の総量は増えても、より良い生活や長い余暇にはつながらなかったからです😫
寧ろ、人口爆発と飽食のエリート層を生み出しました。
それは、どう分け合うかを揉めて、人数が増えたことに対して合意が得られなかったからです。
農業革命②:小麦
著者は農業革命の詐欺の犯人は、「小麦」と述べています。
それは農業革命で最大の恩恵を享受したのが、人類ではなく小麦だったからです!
小麦は、1万年前はただの草でしかなかったのですが、数千年間の内に急激に繁栄して、植物界の中でも指折りの成功を収めたのです。
穿った見方をすれば、人類が小麦を栽培したのではなく、小麦が人類を家畜化していました。
人類は小麦に対して以下の3点のリスクを負いました?
①農業の時間
②食糧が安定しない生活
③定住を強いられる
①農業の時間
小麦の栽培には非常に手がかかるので、人々は朝から晩まで働いて小麦の栽培に尽力します。
つまり狩猟採集から、小麦に拘束された生活にシフトチェンジしていったのです
狩猟採集民たちは、狩猟採集の時間は一日の内数時間で済みます。
が、その生活に適した彼等は農業に適さず、古代の人類の骨を調べると椎間板ヘルニアや関節炎が発症していたそうです😲
②食糧が安定しない生活
狩猟採集民は多種類の穀物を食して、気候的に困難な年も乗り越えましたが、小麦やジャガイモなど、単一の主食に依存した農耕民は気候によって食糧難にも遭っていました。
③定住を強いられる
小麦を栽培する以上、定住を余儀なくされた農耕民ですが、決して安定した生活とはいいがたいのです。
何故なら、小麦を栽培する為の広大な土地が必要で、近隣の住民から土地を奪わざあるを得なかったのです。
狩猟採集民であれば、このような襲撃を受けても最悪移動すれば、別の土地で狩猟採集を行えば生きながらえます。
が、農耕民が土地を失うと、保存した穀物を失い、飢え死にするしかなかったのです。
とはいえ、上記3つのリスクを負ってでも、数千年の月日が流れ、狩猟採集の生活へは引き返せなかったのです😂
農業革命③:農業革命がもたらしたもの
さて、ここまで農業革命について記載してきましたが、「いいとこないやん!どこが革命!?」と思われましたよね笑
そうです!個々人の生活ベースで見たときに、農業革命は何も恩恵をもたらしていないのです。
農業革命が、というよりは小麦がホモ・サピエンスにもたらしたものは「DNAの複製」です!
農業革命によって、ホモ・サピエンスは指数関数的に人口を増やしていきました!
企業の経済的成功は、従業員の幸福度よりも銀行の預金残高に左右されるように、種の進化の成功は、DNAの複製によって決まったのです。
預金残高が底を尽きると倒産するように、種の絶滅もDNAの数で決まります。
この観点から、人口の増加が最大の恩恵だったのです!
まとめ
いかがでしょうか?
著者の、歴史の授業で学んだものとは全く違う観点が本当に面白いです!!
何かを発展させたり進化させていくには、個々で見るとそれ相応のリスクもあり、総合的に見るとメリットがあることが分かりますね🧐
歴史から学ぶことは本当に大切ですね🙌✨
【参考文献】
Amazon.co.jp: サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 eBook : ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之: Kindle Store
Amazon.co.jp: サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 eBook : ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之: Kindle Store
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