【奇跡を起こす!】~高額の借金を抱えた若き弱小大名の奮闘記!~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【大名倒産】です!!
コメディ要素満載の浅田次郎さんの歴史経済小説です!
借金を抱えた三万石の弱小大名が、圧倒的なピンチをチャンスに変えていく物語です♪
あらすじ:兄の死で急遽跡を継いだ若き大名の松平和泉守(小四郎)は、江戸城にて脂汗をかいていました。
就任したばかりの月番老中の板倉周防守から「ご尊家には金がない」、という告げられたからでした。
お国に戻り借金を調べたところ、総額なんと25万両!
※1両=約75,000 187億5,000万円
彼の父が残した借金を抱え、お家を潰すわけにもいかず、美しき里と領民を路頭に迷わせるわけにもいかず、江戸と藩を往復して、小四郎の奮戦が始まります!
ご隠居VS若き大名
小四郎は元々、庶子(嫡男ではない妾の子供)で、元々は母親にあてがわれた長屋で過ごす一般庶民でした。
彼には3人の兄がおりますが、本来後継となる予定だった優秀な長男が病気で亡くなります。
また、続く次男も病弱で床に臥せ、三男は造園にかけては天才的ですが、稀代のバカ。
消去法的に小四郎が跡を継ぐことになります。
三男との会話が面白くて、思わずクスッと笑ってしまうところもあります🤭
一方の父は、先代松平和泉守でご隠居状態。
彼がとんでもない曲者で、奇跡でも起こらぬ限り返しようもない額の借金を抱え、この苦境を見越して、四男である小四郎に押し付ける形で家督を譲ります。
計画的な倒産計画を策略し、小四郎に腹を切らせることで問題を解決しようとします。
絶対に諦めない精神
借金を何としても返済する為、小四郎はゆる方面に掛け合ったり、あらゆる資金調達の手段を試します!
が、彼の前には、大名行列の費用、幕府からの普請費、三男の婚姻費用など、出費がかさみ、金は出てゆくばかり😂
それでも、突然借金を背負わされた追われた身でありながら、決して諦めず、文句ひとつ言わず困難に立ち向かいます。
最初は気の弱かった大名でしたが、困難を乗り越えるたびに強くなっていきます
また、彼の強い意志と熱意によって、幼なじみの側近、他国の元勘定方、豪農、町人たちが動かされていきます🙌✨
また、作中では貧乏神をはじめ、七福神や死神まで登場します。
彼らがどのように松平家に作用するのかは本編を読んでお確かめください🙌
全員非常に濃いキャラクターで、こちらも注目です笑
まとめ
いかがでしょうか?
江戸時代の当時のルール経済事情も盛り込前れており、非常にリアルな作品でもあります。
また、歴史小説でありながら、決して堅苦しい文章ではなく、丁寧で分かりやすい表現になっているので、読みやすいです!
著者の浅田次郎さんの文章力が素晴らしいですね😎
笑いがありつつ、小四郎の立場になって読むと、本当に尊敬と感動で涙が出ます👏✨
上下2巻ですが、あっという間に読めるので、是非お楽しみください♪
大名倒産 上 | 次郎, 浅田 |本 | 通販 | Amazon
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