【あなたはどこを切り取って見ますか?】~江戸で散った武士の生涯~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【壬生義士伝】です!!
ひと言で述べるなら、泣きます!
あらすじ:新選組隊士・吉村貫一郎は切腹をして、家族への想いをつぶやき、過去を振り返ります。
視点は変わり、吉村貫一郎の関係者たちが語り部として、生前の彼の人柄について語り始めます。
守銭奴?
貫一郎は、新選組の任務で得た金銭はほとんど手を付けず、非常に質素な暮らしをしています。
その為、周囲からは「守銭奴」と揶揄されます。
何故なら、武士にとって「お金」への執着は一番の不浄とされるからなのです。
しかし実際は。給料が入るたびに、貧困であえぐ家族の下へ給料の大半を郵送していました。
全ては家族を養う為、お金の為にという目的がありました。
新選組最強の隊士
諸説がありますが、新選組最強の隊士は以下の三人と言われています。
一番隊組長:沖田総司
二番隊組長:長倉新八
三番隊組長:斎藤一
作中では斎藤一が最強とされ、新選組崩壊後も生き残った彼に取材するシーンがあります。
が、彼も貫一郎の前には全く歯が立ちません。
めちゃくちゃ強いのです!💪✨
貫一郎の独白
数々の視点で彼について語られ、善し悪しの意見が出ます。
そして、所々で切腹中の彼自身から独白がされます。
他者の視点で語られる彼と、彼がとった行動の真意のギャップがここで分かります。
いや、泣けてしまう!!!😂
まとめ
歴史小説は、著者の浅田次郎の得意分野で非常に丁寧に描かれています。
フィクションではあるものの、当時の情景がリアルに描かれている為、史実なのでは?と思ってしまいます。
一人の人間でも、見る人次第でいくらでも見え方が変わります。
その人の真意を確かめることが本当に大切だと、改めて学ばせてもらった一冊です🧐
【参考文献】
壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2) | 次郎, 浅田 |本 | 通販 | Amazon
壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3) | 次郎, 浅田 |本 | 通販 | Amazon
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