【人生をかけた少女の執念!】~鬼才が描く音楽ミステリー!~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【君の膵臓をたべたい】です!!
僕の大好きな作家・中山七里先生の名作シリーズ!
近年ドラマ化もされたとか👏✨
今回はその魅力をたっぷりご紹介していきます♪
あらすじ:主人公の香月遥と彼女と、見た目もピアノ技術も瓜二つの従姉妹である片桐ルシアは、とものピアニストを目指していました。
ある夜、彼女の祖父・香月玄太郎の部屋から出火し、香月家は全焼し、玄太郎とルシアは焼死。
遙も重度の火傷を負います。
一命をとりとめた遥は、指が思い通りに動かないまま、コンクールに出場すべく、練習に取り組みます。
ドビュッシーへの執念
主人公の遥は、ピアニストを目指していたほどの腕前を持っていた女子高生です。
亡くなった祖父の遺言で、総資産(12億7000万円)の半分を遥に相続し、信託財産に預けることと、遥の音楽教育に充てる旨記載されていました。
このことから、彼女は、火傷によって思うように指は動かせないにも関わらず、音楽学校に入学し、コンクールで成績を残さねばならない状況下に置かれます。
加えて、美しい容姿に反して、火傷によって声帯が傷ついて、醜い声になってしまったことでクラスメイトからもいじめに遭う始末😫
彼女はドビュッシーの月の光やアラベスクを死に物狂いで練習します🎹
長時間練習すると皮膚が筋肉から剥がれ、演奏どころではない、そんな障害の壁を乗り越えて彼女はコンクールに挑みます!
ここに中山七里先生のクラシックへの想いと、音楽の美しさが描かれます✨
岬洋介
さて、ここまで読まれた方は音楽小説かな?と思われましたか?
いいえ!これはれっきとしたミステリー小説です!
本作では、大きく2つの事件に集約されます。
①香月家の放火事件
②遥の相続した遺産を巡った暗殺未遂事件
そうなのです!
遥の遺産相続が決まってから、彼女の身辺で彼女の命を狙う奇妙な出来事が起きます。
そんな2つの事件を解決に導く本作の探偵役が、彼女のピアノ講師を務める岬洋介です!
実はこのシリーズの主人公は岬洋介でもあるのです笑
彼は父は別作品で登場する、凄腕検事の息子で、司法試験に合格していたにもかかわらず、合格を蹴ってピアニストになった変わり者です🙌✨
新進気鋭のピアニストでありながら、洞察力は本物です!
どんでん返し
本作の最大の見どころは中山七里先生のどんでん返し!
ネタバレになるので詳しいことは書けませんが、これは予想外過ぎる結末でした!
「え?そこっ!?」という衝撃でした!😲
本当に著者は素晴らしい!
クラシックとミステリーを絡めた作品の中では、この岬洋介シリーズが最も顕著に表れます!👏✨
まとめ
いかがでしょうか?
人生をかけた少女の音楽に対する執念と、謎めいた殺人が絡んだ名作です!
余談ですが、クロード・ドビュッシーの音楽も本当に素晴らしい作曲家です。
僕は「喜びの島」が一番好きです♪
本当に是非読んでいただきたい作品です!🙌✨
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