【このスピード感から抜けられない!】~超絶面白いアングラの世界~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【疫病神】です!!
タイトル的にすごく暗いイメージが、安心してください!
一応ミステリーですが、誰も亡くなりません!コミカルな作品です♪
読めば読むほどハマっていきます😆✨
あらすじは、主人公の建設コンサルタント・二宮は、建設現場のサバキ(後述)を仲介しています。
ある日、二宮は建設予定の産業廃棄物処分場をめぐるトラブルに巻き込まれます。
これには数十億の利権が絡み、多くの金の亡者たちが道を阻みます。
二宮はサバキの仲介で知り合った二蝶工業の桑原と手を組み、ますが、彼が二宮を振り回します。
アンダーグラウンドの世界
あらすじからお察しいただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、かなりアンダーグランドな世界が描かれています😱
極道・政党・談合・賄賂・賭博など、それなりに業界の闇をのぞかせるシーンがあります。
著者はこれ等を入念な取材や参考文献によって、非常にリアルな世界で描いている為、面白いです!
桑原は神戸川坂会直系の二蝶会(二蝶工業)に所属しています。
モデルは完全に山口組ですね笑
ちなみにサバキとは、建設工事で起きる水漏れや騒音にイチャモンをつけるヤクザに対して、別の組織のヤクザをぶつけて話をつける手段です。
ヤクザをもってヤクザを制する「前捌き」が語源です。
オール関西
疫病神シリーズは基本的には大阪や兵庫が舞台になります。
当然、関西在住の人には見知った土地、違和感のない関西弁にスッと入ってきます!
また、関西流のお金への執着すごく、出てくる人間がみんなお金に汚い笑
登場人物の桑原は今どきには珍しく、切った張ったのイケイケドンドンなヤクザで、誰が相手でも臆しません。
一方で頭の回転も速く、法律や経済にも詳しいインテリヤクザな一面もあります🧐
お金の匂いを嗅ぎつけると手に入れるまで食らいつく性分で、いつも二宮を振り回して疫病神扱いされています。
が、二人の掛け合いは非常に面白く、まるでコントや漫才を文字にして読んでいる感覚になります笑
声を上げて笑ってしまいます!
本来内容はダークなのですが、この二人の掛け合いで非常にコミカルでバランスの取れた作品に仕上がっています😎✨
絵解きが面白くなる
桑原が方向性を示しながら、二宮が手足となって馬車馬のように働きながら、じょじょに真相にたどり着いていきます!
大阪中を駆け回り、登場人物も多いのですが、違和感なくスピーディーに物語が進むので、非常に読みやすいです!
読めば読むほど、先が気になる展開になっています😍
また、作者の描く「絵」が壮大でありながら、落としどころもリアルです!
実際に同じように行動したら「こんなところでケリがつくだろう」という表現が上手いのです!😎
まとめ
実際に読んでいただければわかりますが、二宮も桑原も非常に人間臭いです。
だからこそ等身大の人物として、「本当にこんな人いるんじゃないか?」と思えるような面白さがあります!
本作は第一作で、今も完結しないシリーズで毎回気になります!👏
時には北朝鮮にも行ったりします笑
誰でも読めるので、是非手に取ってみてください♪
【参考文献】
疫病神 (新潮文庫) | 博行, 黒川 |本 | 通販 | Amazon
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