【呪いで人は死ぬのか?】~「呪い」×「民俗学」×「ミステリー」~

みなさん
こんにちは♪

 

20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!

 

さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪

そのタイトルは
よろずのことに気をつけよです!!

 

僕の大好きな著者、川瀬七緒さんの力作の一つです!
「呪い」と「民俗学」をミステリーに掛け合わせた貴重な作品!

 

あらすじ:都内に住む老人が奇妙な形で殺害されます。遺体は舌を切断され、心臓をズタズタに抉られていました。

 

そして、被害者の孫娘の真由が軒下から「不離怨願、あたご様、五郎子」と書かれた呪術符を発見します。


彼女は呪術に詳しい文化人類学者の中澤を訪ねて、祖父の死の原因と呪術符の意味を探る為に協力を求めます。

 

多くの謎が散りばめられ、その足跡を二人がたどっていきます!

呪いで人が殺せるのか

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本作のテーマの一つが、「呪いで人が殺せるのか?」という問題提起です。


もちろん、少なくとも僕の知る限り、不可能と断言できます。
が、本作では「呪いで人は殺せる」ことは不可能ではないと述べています。


これは着眼点が面白いのですが、何も物理的に人を殺せるというわけではなく、呪ったという事実を当人に知らせることで、不安にさせて衰弱死させていくという考えでした。

 

確かに誰かに命を狙われているとわかると、周囲を警戒したり、 不安に駆られますね😨 

膨大な参考文献

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本作の著者である、川瀬七緒さんの作品はどれも膨大な参考文献を読まれています。

 

今回は地方の民族の風習や呪い、考え方など、本当にたくさんの文献に当たられていたことが読めばよくわかります。

 

そして、これを読者へわかりやすく必要な情報だけを無駄なく提供されているあたり、著者のアウトプット能力の高さが本当に素晴らしいです👏

 

同著者には、僕の大好きは法医昆虫学捜査官シリーズも同様に、全く知識がなかったところから、執筆されているので、本当に脱帽です!

 

また、「呪い」という暗いテーマに対して、中澤も真由もいいキャラクターをしており、作品が重すぎずに読み進められるバランスの良さあります😆✨
まとめ

いかがでしょうか?

本作は江戸川乱歩賞も受賞されており、著者の腕前が遺憾なく発揮されております!

 

賞に取るにふさわしい名作です!
ミステリー好きの方は是非一度お読みください♪ 

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