【社会人は全員読んでおくべき!】~法で裁けないモラルの罪!~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【乱反射】です!!
最初にお伝えしておくの、本作は非常に後味の悪い小説です.👀
著者の作品の性質上、こういったものが多いのですが。本作はその最たる例です笑
が、社会にメスを切り込んだ名作でもあります✨
あらすじ:車で旅行していた一家の上に、街路樹が倒れ、幼い命が奪われます。
新聞記者である父親が、「なぜ息子が死ななければならなかったのか?」事故の原因を調べだすと、そこには法で裁けない「罪の連鎖」が潜んでいました!
法で裁けないこと
本作は一言で述べると、法で裁けない、個人のモラルの罪を裁いています。
赤子が亡くなる過程はざっくり以下のようなもの。
・犬の散歩をして、腰痛の為に糞を片付けない老人
・潔癖症で事故の原因となった街路樹に近づけなかった森林調査員
・街路樹伐採反対運動で森林調査員の邪魔をした主婦たち
・駐車に不慣れで、道路を塞ぎ、赤子の病院搬送を遅らせた女子大生
・職務怠慢のアルバイト医
etc…
一人一人を切り抜くと、どこにでもいる日常の一部で、極論誰がやってもおかしくないもの。
「今回ぐらいいいや。」というモラルの欠如がたまたま重なり合い、赤子の命を奪うことになったというものです。😨
全員に自覚がない
父親は当然、原因となった事象と引き起こした張本人たちに取材していきます。
が、取材すればするほど、それぞれに背景があり、やりたくてやったわけではない者、そんな大事になるとは思っていない者、開き直る者など、様々なのです。
正直、読者がどんどん辛くなっていきます😭
法で裁けないということは、寄る辺がなくなり、感情のぶつけどころもない状態なのです。
なかなかエゲツない物語なのですが、僕がここで言いたいのは、誰もがやっているということです。
100%どこから見ても、清廉潔白な人間はなかなかいません。
大なり小なり、モラルに欠けた行動をとったことがある人がほとんどでしょう!
だからこそ、社会人は気を引き締める為にも、この本を読んだ方がいいと思いました👍
まとめ
いかがでしょうか?
自分は誰に対しても恥じない生き方をしているか?
それを強く問われる作品です。
違法ではないから何をしてもいいわけではない。
寧ろその部分の行動こそが、人の価値を左右すると、改めて気づかせてくれます!😎
是非お読みください!🙌✨
乱反射 (朝日文庫) | 貫井徳郎 |本 | 通販 | Amazon
画像引用元:2.300万点以上の高品質なフリー画像素材 - Pixabay