【あなたもきっと騙される!】~百舌の叫ぶ夜の叙述トリック~

みなさん
こんにちは♪

 

20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!

 

さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪

そのタイトルは
【百舌の叫ぶ夜】です!!

 

映像化不可能と言われた、逢坂剛のハードボイルド小説です!
2014年に「MOZU」というタイトルでドラマ化もされていました!

 

あらすじ:能登半島の端で一人の男性が記憶喪失で発見されます、
見舞いに来た妹と名乗る女性によって、男性の身元が兄の新谷和彦であるとわかりました。

 

時間を少しさかのぼり、東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生し、警視庁公安部の倉木尚武警部の妻が巻き添えに。

そして、豊明興業のテロリストとして、新谷を尾行していた明星美希は爆発の一部始終を含め、何かを知ってる様子でした。

ドラマよりも重厚な展開

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本作の見どころは何といっても作品の重厚感にあります!

 

ドラマもなかなかダークな雰囲気がありましたが、主人公の倉木尚武の不気味であまり話さない描写がゾッとします😨

主人公なのにすごいですよね笑

 

また、映像化不可能と言われる所以はまさにここにあると思うのですが、非常に描写が過激でリアルです。

暴力、性描写、爆発の光景など、あまり積極的には読み進めたいとは思わないのですが、これらが決して甘くない世界の、犯罪社会の怖い部分がよく伝わります。

 

ドラマよりも新谷の描写が凄まじく、無敵さや危険度が上手に描かれています😎

叙述トリック

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本作は時系列をあえてバラバラに書いており、複数の視点で物語が進む為、一見すると複雑な物語のように思えます。

 

が、著者の逢坂剛氏の文章が分かりやすいのか、それぞれの章に番号が振ってあり、そこまで混乱せずに読み進めることができます。

 

が、読み進めている間に著者の叙述トリックにはまってしまっているのです!
これらすべてが伏線で、「そういうこと!?」と、僕は驚いてしまいました🤭笑

 

このミスリードは本当にすごいです!👏
もし読まれていない方は是非「どこでひっかけてくるのかな?」と思いながら読んでみてください笑

まとめ

いかがでしょうか?
詳しく書きたいのですが、これは正直読んでいただくのが一番早いです!

 

個人的にはこの1冊目が一番面白かったので、是非読んでみてください✨

百舌の叫ぶ夜 (集英社文庫) | 逢坂 剛 |本 | 通販 | Amazon
  

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