【面白過ぎて即読破!】~大阪府警のマル暴コンビの魅力!~

みなさん
こんにちは♪

20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!

 

さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは
【悪果】です!!

 

非常にスピーディで、エンターテインメントとアンダーグラウンドがうまく噛み合った、傑作ハードボイルド小説です♪

 

あらすじ:大阪府警今里署のマル暴担当刑事の堀内は、相棒の伊達とともに、淇道会のとばく開党の現場を押さえ、27名を現行犯逮捕しました。

 

取り調べの中で分かった金の流れをネタに、業界誌編集長の坂辺を使って捕まった客を強請ろうとしますが、坂辺が車にはねられ死亡。

その直後から堀内の周辺には見知らぬヤクザの影が…。
更に私学助成金の闇を巡り、堀内と伊達は莫大な資金を相手に大阪中を駆け巡ります!

マル暴のリアルな世界

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本作は警察小説でありながら、いわゆる刑事ものとは違います!
警察の部署も、大阪府警今里署所属の組織犯罪対策課にスポットが当たった物語です🙌

 

彼らの部署は一般に、「マル暴」という隠語で呼称されています。

 

彼らの仕事は、日々組事務所を巡り、情報収集を行ったり、監視を兼ねる反面、やくざと渡り歩いていくには、やくざと同じように生活をするため、見た目や表情、風貌が似通っているところがあります。
何より彼らに合わせるためにはお金が必須になります💰

 

この辺りが本当にリアルで、彼らには捜査にお金が必要なのですが、上が捜査費を抜き取る為、捜査員に降りてくる捜査費はスズメの涙です。

だからこそ、捜査官たちは「錬金術的に自力でお金のなる木を見つける」か、「飲み代はツケと称して、払わない」など、各々資金繰りを試みているのです。

 

この業界で戦っていく為に、やくざとズブズブの関係になり、癒着など汚職警官が多いとされるのは、こういった理由もあるからです。

 

キレイごとではやっていけない、定年まで勤めあげる刑事は少ないようですね😅 

 堀内と伊達

 

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堀内と伊達も上述したように、そのスレスレの境界線で、やくざが組の代紋をちらつかせるように、彼らも警察という桜の代紋をちらつかせて、キタやミナミを飲み歩き、女を囲います😎

 

看板が警察で法治国家の日本では、ある意味やくざよりたちが悪いですね笑

 

凡そ一般の警察官とはかけ離れた、彼らのリアルな生活が色々は、本当はモデルの警察官がいるのでは?と思ってしまうほど描写が上手いのです!👏✨
 

ちなみに二人とも強面なので、どっちがやくざかわかりません笑
が、捜査能力は非常に優れており、情報収集、事件の絵解き、修羅場を潜り抜けりやくざと渡り歩いてきた数はケタ違いです!

 

堀内は冷静で、尋問のプロ!
が一度腹をくくると、大胆な手段で盤面を覆します。

相棒の伊達のことは信頼しており、警察手帳を奪われたことを相談したり、分け前も折半にするなど、良い関係性を築いています。
また、彼は切れ者で、情報を整理して捜査の方向性を決めています。

 

伊達は得意で大食漢!
どんなやくざ相手にも全く臆することなく、柔道の達人で水際立った喧嘩が大得意!
が、めちゃめちゃ子煩悩で、娘にせがまれて買ったメダカを、気が付いたら自分が育てていたエピソードは笑えます🤣

まとめ

いかがでしょうか?
もう本当にスピーディで無駄がなく、笑いがあり、次の展開が気になりすぎてページをめくる手が止まりません!😆✨✨

 

 

僕は著者である黒川博行さんの作品が大好きで、この「悪果シリーズ」「疫病神シリーズ」がどこかでクロスオーバーしてくれないかなと、期待しています笑

 

1日あれば読み終えてしまうので、是非読んでみてください♪♪

 

【参考文献】

 悪果 (角川文庫) | 黒川 博行 |本 | 通販 | Amazon 

 

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