【愛する人を守る為にどこまでできるか?】~東野圭吾の真骨頂!~

みなさん
こんにちは♪

 

20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!

 

さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは
白夜行です!!

 

本作は、東野圭吾さんが執筆された作品になります!
僕はこの作家の作品の中で一番大好きな作品になります😍


文庫本でありながら非常に分厚いです!📚
が、面白すぎてあっという間に終わります!

 

では、それぞれの見どころについてご紹介していきます♪

 

あらすじ:1973年の夏、廃ビルで質屋が刺殺されました。
現場の状況から強盗殺人にも見えましたが、刑事の笹垣は被害者のベルトがほどけていたことが引っ掛かりました。

 

その数日後、質屋殺しの容疑者だった女性がガスで自殺します。
事件は終了したかに見えましたが、笹垣は質屋の息子・桐原亮司と容疑者の娘・唐沢雪穂の当時小学6年生二人に疑いをかけ、彼等を追い続けます。

三者目線で語られる人物像

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白夜行の面白いところは、亮司と雪穂、この二人が主観で登場することはありません。
彼等が成長と共に関わる周囲の人物の目線から、二人の人物像が語られます。

 

ただし、決していい噂ばかりではなく、寧ろこの二人の周りでは常に犯罪や死者の気配が付きまといます。

 

三者目線では、決して接点のない二人には何があるのか?
ここが最大のポイントです!

雪穂の人生を守る亮司

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物語が進んでいくと、雪穂は養子として引き取られたり、資産家の夫と結婚したりと、とんとん拍子で成功者になったようにも見えます。

 

が、その裏で起きる障害と亮司が全て薙ぎ払っていたのです。

 

詳しいことは読んでいただければわかりますが、第三者目線で語られる二人の「怒り」、「悲しみ」、「報われなさ」が伝わってきます。

 

雪穂のセリフの中にこんな一文があります。

「私の上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。」

彼女にとっての太陽が亮司でした。

 

彼女の人生はある事情から暗闇に突き落とされましたが、亮司が救い上げました。
決して褒められた人生ではないですが、目的の為なら手段を選ばない非常さが良く描かれています😎

三部作

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実は、この白夜行東野圭吾先生曰く、三部作構成となっているそうです。

 

続編の幻夜も非常に面白いです!
そして三部作目はまだ公開されておらず、10年以上が経過しています!

 

これも実は読者の想像力を非常に駆り立てる構成となっています!
分厚さなんて全く気になりませんよ笑

 

最終章が待ち遠しくて仕方がありません😍

まとめ

詳しいことは明かせませんが、亮司が人生をかけて、いかなる手段を用いても雪穂を守るのが本作の物語とも言えます。

 

自分なら法を犯してでもここまでできるか?
倫理観や法律を飛び越えてでもできるか?
それを考えさせられます!

 

笹垣の執念も本当にすごいです!
非常に優秀な刑事であることがよくわかります。


皮肉なことに、彼が唯一二人を理解できたのですが、警察官だったことがなんとも報われない😂

僕が読んできてたミステリー小説の中ではトップ10には入ると思います!
流石は東野圭吾ですね👏

 

【参考文献】

白夜行 | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon

幻夜 (集英社文庫) | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon

 

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