【一気読みできる!】~沖縄に移住する元過激派とその家族の物語~

みなさん
こんにちは♪

 

20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!

 

さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは
【サウスバウンド】です!!

 

サウスバウンドの作者は奥田英朗さんといって、空中ブランコという、ぶっ飛んだ精神科医が主役の有名なコメディ小説を執筆された作家さんです。

 

あらすじ:あらすじは東京編と沖縄編の二部構成となっています。

東京編元過激派で小説家の父・上原一郎を持つ小学六年生の少年・一郎は、「国家権力への反対思想」や「学校にいかなくていい」といった考えを吹き込まれながらも、まともに育ってきました。

 

ある日居候でやってきた父の後輩・面白いアキラおじさんに、知らない間にテロ活動の手伝いさせられ、アキラおじさんは逮捕。父は警察と大揉めして上原一家は東京を離れることに。

 

沖縄編:沖縄の西表島に移住してから上原一家は、半自給自足の生活を送るようになります。父も打って変わったように充実した生活を送るようになります。

と思ったのもつかの間、リゾート開発を進める地元の建設御者と住居を守る為にガチンコの戦争を始めます。

 

元過激派の父

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この父親、本当に破天荒なのです。
修学旅行費が高い、給食費は払わない、資本主義への反思想などなど、現役の過激派とそん色ないほどめちゃくちゃです。

 

流石に元過激派だけに、公安からも常に監視されているのですが、そんな彼らにわざわざ声をかける肝の据わりっぷり。

 

彼が西表島に引っ越した理由は楽園を求める為です。
彼にとっての楽園は何か?そこは是非原作をお読みください📚✨

 

破天荒なのですが、何故かカッコいいのですよ笑

「二郎。前にも言ったが、おとうさんを見習うな。おとうさんは少し極端だからな。けれど卑怯な大人にだけはなるな。立場で生きるような大人にはなるな。」

「これはちがうと思ったらとことん戦え。負けてもいから戦え。人とちがってもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる」 (参考文献 後述)

極端なのですが、発言が首尾一貫していて、自分の生き様を行動で示すところが見どころです😎

少年の心理描写

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本作の語り部は小学六年生の一郎です。
彼の目線で物語が進みますが、小学六年生ぐらいが考えそうなことが良く描かれています。

 

・思春期真っ盛りでクラスメイトの女子を意識
・アキラおじさんの筋トレに影響される
・友達とホテルを覗く

 

小学六年生でありながら、極端な考えを持つ父親の言葉や、アキラおじさんのテロ活動(殺人現場)を目の前にしても、この年齢ながらも流されずに、彼なりに租借し、自分の考えを持って、少しずつ大人に成長しているところが見どころです👏

 

また、破天荒な父親を冷ややかに見つつも、自分の考えを決して曲げない父親に尊敬の念も抱いています。

まとめ

僕ほはこの本が好きで、学生時代に何度も読み返しました。

 

自分が何に影響を受けて、それをどう捉え自分のものにしていくのか?
多感な時期にたくさんの経験をすることの大切さを教えてくれる本です!

 

映画化もされているようですが、先ずは原作を読むことをお勧めします♪

 

【参考文献・引用】

サウスバウンド (講談社文庫) | 奥田 英朗 |本 | 通販 | Amazon

 

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