【食らいついたら離れない新宿鮫！】～信念をもって仕事をする男～

みなさん
こんにちは♪

20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです！

さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【新宿鮫シリーズ】です！！

あらすじ：新宿署の防犯課(後の生活安全課)に所属する警部・鮫島は、犯罪の匂いを嗅ぎつけると食いついて離れない一匹狼です。

そんな捜査手法から、チンピラや極道からは【新宿鮫】と恐れられます🦈

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本作の設定では主人公鮫島は、元々国家公務員採用Ⅰ種に合格した、警察庁公安部のキャリアでした。

彼は警察庁内部の不正に関する手紙を、自殺した同期の宮本から受け取り、上層部から何度も懐柔や脅迫で手紙の開示を要求されます。
が、頑として手紙の所在を明かさず、要求を跳ねのけた鮫島は、ノンキャリアと同じ新宿署の防犯課に左遷されます。

それ以降、出世もできず、監視され、署内でも孤立し、慣れない現場を0から努力して、叩き上げで現場の捜査官として活躍します。

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本作は、第一作の改造銃に始まり、台湾マフィア、蛇頭(スネークヘッド)、麻薬、稲作を崩壊させる害虫、放火魔etc…

防犯課は本来、風俗や薬物の取り締まりが捜査範囲ですが、彼の真相究明へのしぶとさと、物語の過程で絡む要素が多岐にわたり、非常にユニークで面白い作品となっています。

ちなみに、四作目の「無間人形」は直木賞を受賞しています✨

毎度、非常に大量の参考文献があり、細部まで描写がはっきりしており、著者の大沢在昌さんの拘りを感じます。

一作目では拳銃が発射する仕組みが記載されていますが、「そうなってたの！？」と、イメージができるほど丁寧です👍

本作では、鮫島の周りに様々なキーパーソンが複数の回を通じて登場します。
それは味方も敵も両方です。

・直属の上司・桃井警部
署内ではマンジュウ(警察の隠語で死体の意味)と呼ばれ、覇気のない上司だが、とあることがきっかけで鮫島の最大の理解者になります。

・恋人・昌
警察小説には珍しく、主人公に恋人がいます。
元はライブハウスで歌う不良少女でしたが、プロデビューし、鮫島との距離の測り方で悩み、鮫島の人間臭さを引き出しています。

・犯罪のコンシェルジュ・仙田

第五作目「炎蛹」以降登場し、事件の裏で暗躍を続け、鮫島の味方にも敵にもなる謎の人物です。
かなり癖が強くて、彼が登場する回は非常のワクワクします😆

ミステリーでも、とりわけリアリティのある小説を好む僕は、一時警察小説を読み漁りました📚🧐

ホームズのような天才はおらず、地道に手がかりを見つけて、読者目線で徐々に真相にたどり着く物語も非常に面白いです！

先ずは第一作から是非ご覧ください♪

【参考文献】