【号泣不可避!!】~昭和最大の未解決事件の真相にたどり着く!!~
みなさん
こんにちは♪
20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです!
さて、今回は僕の趣味の一つである小説をおすすめしていきます♪
そのタイトルは【罪の声】です!!
この作品は、著者の粘り強い執念による取材によって書き上げられたものです!
僕は泣きました。号泣です。😂
あらすじは、2つの視点で物語は進みます。
①仕立て屋の店主・曽根は父の遺品を整理していると、音声が録音されたテープが見つかります。
試しに効いてみると、そこには幼少期の自分の声である企業を脅迫した、昭和最大の未解決事件の脅迫テープだったのです!
②大手新聞社の文化部に勤める阿久津は、文化部20周年記念として未解決事件「ギン萬事件」の特集記事の仕事を押し付けられます。
二人の視点が少しずつ交差していく物語です。
ベースは実際の事件
本作の「ギン萬事件」とは、企業に対する脅迫テロで、ベースになったのはグリコ森永事件です。
(江崎グリコの社長を誘拐し、身代金を要求。その後多くの食品メーカーに脅迫や放火をして金銭を要求した事件)
その為、当時の状況をそのまま再現し、20年後の現代にその真相を突き止めようとする物語でもあるのです。
現在でも未解決事件なのですが、この物語では、ある一つの真実にたどり着きます。
これが実際の真実なのでは?と思うほどリアルなのです!
曽根の視点
自分の幼少期の声で作られた脅迫テープがあったことで、父親が犯人グループの一員だったのではないか?
ずっとその疑念に悩まされます。
曽根は真実を知りたく、かすかな手がかりを頼りに真相に迫ろうとします。
が、真相に近づけば近づくほど、その恐怖に駆られるのです。
自分に置き換えた時に、どう受け止めるでしょうか?
それでも知りたいと思うか?考えさせらえれますね。
阿久津の視点
阿久津は決して有能な帰社ではありません。
鬼の上司・鳥居に無理矢理回された仕事で、初めは全く乗り気ではありませんでした。
が、時系列を追ううちに、わずかな違和感に気づきます。
彼はそこから少しずつ真相に迫ります。
曽根とは対照的に、何としても真相を白日の下にさらさなければいけない、プロとしてのジャーナリズムを見せます。
また、真相を知ることが結局、事件関係者の一番の心を休めることだと知っているからです。
本当に深いですね🧐
まとめ
実際に読んでいただければわかりますが、どれだけ丁寧に取材したのか、
本作は第一作で、今も完結しないシリーズで毎回気になります!👏
時には北朝鮮にも行ったりします笑
【参考文献】
疫病神 (新潮文庫) | 博行, 黒川 |本 | 通販 | Amazon
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